2011年9月27日火曜日

自分的な型取り紹介 実践編 その2

ブログ見てくださってる方々、こんばんは!

さてちょっと日が開いてしまいましたが、前回の型取りの続きを書いていきたいと思います。


前回は薄皮つくったところで終わりましたんで、その続きからです。

ここで薄皮があるとできる節約術をお教えします〜。


・使わなくなった&失敗したシリコン型再利用方法です。

説明
シリコーン同士は完全に癒着するので、刻んで混ぜて再利用しようということです!
まぁ量増しってことです。


またこの方法は必ず薄皮を作った状態でおこなってください!
なぜなら薄皮があることによって、原型とシリコンの間に気泡が発生する危険性がなくなるからです。

まずこのような、もう使用しない型を用意します

刻みます

一応原型は避けて敷き詰め


その上からながして、また敷き詰めてまた流してを繰り返します。ちなみに流し込んだ最後の写真とり忘れましたw



これで片面がとれました!
一晩寝て待ちます。


ひっくり返すと粘土が詰まっています

粘土層部分のブロックを外したら、粘土を丁寧にはがしていきます

丁寧に〜〜〜〜

ぱんぱかぱ〜〜〜ん!片面無事とれていますね。

そしてこのように若干漏れている部分(ほとんどの確率で少し漏れます)をデザインナイフやピンセットでとっていきます。

このときに型を乱暴に扱うと原型と型の間に隙間ができてしまいます。
そして、そこからもう片面のシリコーンが入り込み、すべてが台無しになるので注意です!!!



綺麗になりました〜〜

ここ重要です!最初に説明した通り、シリコーン同士はくっついてしまうので、必ず離系剤を塗ります!
離系材は様々なものがあるので必ずシリコーン用離系剤を使ってください!
僕は使ったことはないですが、車のワックスを使う人もいるみたいです。(種類はわかりません)

隙間なく塗ります。原型についてしまったら、綿棒などで拭き取りましょう
そして片面と同じようにシリコーンを流し込みます。

もうちょい

再利用シリコーンの角がちょっとでてしまったw


そしてまたまた寝て待ちますw
基本的にシリコーン時間かかかりますね・・・。

でも硬化剤を二倍いれれば二倍のスピードで固まりますよ。
この場合八時間が四時間に!

しかしデメリットも。
型の強度が落ちます!

それでも二・三個出すだけで、時間ないひとはやってみてください。
僕もたまにやります。そして使わなくなったら再利用です。

さあ完成です!!!

ブロックはずして

取り出したら
ペリペリペリ〜

パッッパッパッパカパ〜〜ン
無事綺麗にできました!

細部もしっかり!

いい出来です。
できた型のエッジを切り落としておくと引き割れなどを防げます(強度があがります)

あとは、真空脱泡機で樹脂流し込んで
ばっちし複製できました!

バリもたいしてなくいい出来です!

 っと、まぁこんな感じで二回にわたって早足で型取り紹介していきましたが、参考になったでしょうか?
みなさんのお力になれてれば幸いです。



また、最後になりましたがシリコーンや樹脂は自然環境にとってはいいものではありません。
処分の際は必ず分別し、使った容器を蛇口などで洗わないようにお願いします。

そしてこのような素材を使う際には、無駄に使うのではなく必ずよく考えて使ってくださるようお願い致します。
また作ったものは失敗してもできれば捨てないで、作品として大事にしてあげてくださいね。


「モノを造りだす責任感。モノを造った責任感。」


大事にしていただけると幸いです。


それでは!