2011年9月30日金曜日

大学に遊びにいってきました。

先日事務的な作業をしに、大学に行ってきました。
といってもサークルにお邪魔しにいったりしていたのでさほど久々ではないんですがw

クレイ工房では後輩のPちゃんが何かよくわからない実験していました。
そろそろ卒業制作も本格的になってきていて、チラホラ模型も造ってるみたいでした。


3Dデータをもとに立体モデルを削りだしてくれる機械!
最近の学生はこんな便利な機械もつかうんですな〜


自然いっぱいで気持ちいいですね

新しい絵画棟きれい
僕の作品の写真をとってくれている後輩のA君
この日は製本用の紙を一心不乱に切っていたw

後輩が作品作りにがんばっている姿を見ると、自分はもっともっと制作にストイックにならねば!・・・と改めて考えさせられた一日でした!

それでは〜


2011年9月27日火曜日

自分的な型取り紹介 実践編 その2

ブログ見てくださってる方々、こんばんは!

さてちょっと日が開いてしまいましたが、前回の型取りの続きを書いていきたいと思います。


前回は薄皮つくったところで終わりましたんで、その続きからです。

ここで薄皮があるとできる節約術をお教えします〜。


・使わなくなった&失敗したシリコン型再利用方法です。

説明
シリコーン同士は完全に癒着するので、刻んで混ぜて再利用しようということです!
まぁ量増しってことです。


またこの方法は必ず薄皮を作った状態でおこなってください!
なぜなら薄皮があることによって、原型とシリコンの間に気泡が発生する危険性がなくなるからです。

まずこのような、もう使用しない型を用意します

刻みます

一応原型は避けて敷き詰め


その上からながして、また敷き詰めてまた流してを繰り返します。ちなみに流し込んだ最後の写真とり忘れましたw



これで片面がとれました!
一晩寝て待ちます。


ひっくり返すと粘土が詰まっています

粘土層部分のブロックを外したら、粘土を丁寧にはがしていきます

丁寧に〜〜〜〜

ぱんぱかぱ〜〜〜ん!片面無事とれていますね。

そしてこのように若干漏れている部分(ほとんどの確率で少し漏れます)をデザインナイフやピンセットでとっていきます。

このときに型を乱暴に扱うと原型と型の間に隙間ができてしまいます。
そして、そこからもう片面のシリコーンが入り込み、すべてが台無しになるので注意です!!!



綺麗になりました〜〜

ここ重要です!最初に説明した通り、シリコーン同士はくっついてしまうので、必ず離系剤を塗ります!
離系材は様々なものがあるので必ずシリコーン用離系剤を使ってください!
僕は使ったことはないですが、車のワックスを使う人もいるみたいです。(種類はわかりません)

隙間なく塗ります。原型についてしまったら、綿棒などで拭き取りましょう
そして片面と同じようにシリコーンを流し込みます。

もうちょい

再利用シリコーンの角がちょっとでてしまったw


そしてまたまた寝て待ちますw
基本的にシリコーン時間かかかりますね・・・。

でも硬化剤を二倍いれれば二倍のスピードで固まりますよ。
この場合八時間が四時間に!

しかしデメリットも。
型の強度が落ちます!

それでも二・三個出すだけで、時間ないひとはやってみてください。
僕もたまにやります。そして使わなくなったら再利用です。

さあ完成です!!!

ブロックはずして

取り出したら
ペリペリペリ〜

パッッパッパッパカパ〜〜ン
無事綺麗にできました!

細部もしっかり!

いい出来です。
できた型のエッジを切り落としておくと引き割れなどを防げます(強度があがります)

あとは、真空脱泡機で樹脂流し込んで
ばっちし複製できました!

バリもたいしてなくいい出来です!

 っと、まぁこんな感じで二回にわたって早足で型取り紹介していきましたが、参考になったでしょうか?
みなさんのお力になれてれば幸いです。



また、最後になりましたがシリコーンや樹脂は自然環境にとってはいいものではありません。
処分の際は必ず分別し、使った容器を蛇口などで洗わないようにお願いします。

そしてこのような素材を使う際には、無駄に使うのではなく必ずよく考えて使ってくださるようお願い致します。
また作ったものは失敗してもできれば捨てないで、作品として大事にしてあげてくださいね。


「モノを造りだす責任感。モノを造った責任感。」


大事にしていただけると幸いです。


それでは!



2011年9月22日木曜日

自分的な型取り紹介 実践編 その1

台風すごかったですね・・・。
うちは隣の家のテレビアンテナが落ちてきそうになっていて朝見てびっくりしました!

さて、本日シリコーンを買いにいったのですが、台風の影響で入荷しておらずしょうがないので今日はうちに余ってる分のシリコーンを使ってできる所までやって行きたいと思います。


今回型を取っていくのはこちらのきりんさん!
これは今製作している作品の一部分なのです。
完成するのは10月半ば位の予定〜


前回言い忘れたのですが、この原型の複製品を作るためにシリコーン型を作ります。
作るのは割型です。
割型とは 
こういうのです。表と裏を半分づつとると言った感じです。




さて、まずかたをとる為に耳二つと角一本を分割しました!
分割の仕方は、今回は省きます(すいません)

こんな感じ耳と角の切り口にはジョイントがあります。

・そもそもなぜ分割するかというと・・・・・・。ということを詳しく書くと、ものすごく長くなってしまうので手短にいうと、あまりに複雑な形では型から引き抜けないからです!!!!!!「無理矢理やると型も原型もぶっ壊れます」
んじゃ教えてよ!って言われるかもしれませんが
これは原型ごとに違うので、例えば手と胴体は必ず分割するんだ!!!(人形フィギュアの場合)というような決まりはないので、物理的に考えて抜けなそうな部分を分割するんだとおもってください。




それではまず型の基礎知識から僕のヘタクソ図でみていきましょう。


まず一番大事なのは注入口と出口(空気穴)を作る事!
なぜなら入り口しかないと、複製するため型に樹脂(プラスチック)を流し入れた際に、中の大気圧のせいで樹脂が入っていかないからです。
図のように出口があれば空気の流れができスムーズに流し入れられます!


そしてこれも時と場合によるのですが、基本的に長いパーツは縦の方がスムーズに樹脂が入ります。横にした場合には、図のように空気がたまってしまうケースがあります。




その事をふまえて今回はこのような感じでとっていくのがベストな感じです。
(図だと頭についたままの角の所に空気がたまってしまいそうですがw)





しか〜〜〜〜し!!!!最近無敵の真空脱泡機を手に入れたので、空気溜まりや注入口の太さなど無視していきます。
(通常の場合は上の図の流れを参考にしてください。今回は製作スケジュールの都合上、基本を無視します。ご了承ください・・・)



前回載せ忘れた道具 ヘラ


さてそれでは前置きが長くなりましたが、型を取っていきましょう。
粘土使うのでヘラつかいますよ〜


まずは適当な紙の上に原型を並べ、注入口や型枠範囲などをかいてシュミレーションします。



そしてある程度決まったら、ブロックで型枠を作っていきます。


くめた時点で原型はしばらく安全な場所においておき、粘土を敷き詰めます。
そして、原型と注入口の場所などを粘土に書き込みます。


そしてくりぬきます。


くりぬいたら今度は原型をおき、隙間を丁寧に埋めていってあげます。
この作業がものすうううううごく大事です!

ここはかたちにそってできる限り境目ができないようにやってください。
ここを適当にやると、複製するために樹脂を流し入れた際に悲しくなってしまう程バリができてしまいます。
なのでここは丁寧にやりましょう。



原型が粘土にきれいに埋まったら、竹串や棒をつかって通路を作っていきます。
これで大体の作業が終了です。


最後にダボといって半分同士の型があわせたときにズレないように凸凹をつけます。
ガラス棒や鉛筆の裏などで押してみるといいでしょう。
僕はこの作業が好きでダボをつけすぎてしまうので、こんなにたくさんはいらないですw




そして今回の粘土はシリコンにつかないのでいいのですが、くっついてしまう粘土の場合、前回紹介したシリコーンバリアや石鹸水を塗るとつきにくくなります。(原型にはつけないように!ついてしまったら、綿棒などで拭き取りましょう。)


そしてブロックをシリコーンを入れる位置までくんだら後は流し入れるだけです。


ここで大事な事は
シリコーンを流し入れた際に気泡が入らない事!

っといっても気泡がはいっていい場所とだめな部分があります。



この図のように原型を覆う薄皮部分に気泡が入らなければ問題ありません!

それではどうやって薄皮を作るのだ?と言う疑問ですが。
最初に少量のシリコーンをピロピロピロ〜っと流し入れまんべんなく行き渡らせる事で、気泡のない薄皮を作る事ができます!。

文章で書くより動画の方がわかりやすいとおもったので動画とったのでそちらをみてください。(動画では、シリコーンを行き渡らせる為にエアブラシで風を起こしてますが、カメラやパソコン用のエアー缶でも大丈夫です。ビックカメラなどで売っています。最悪自分でフーフーやってもいいです)

それではどうぞ。




っと薄皮つくってここまでが本日の作業です。明日シリコーン買ってきて残りの部分をながしこんだら、半面完成です。

ちなみにシリコーンは大体八時間位で硬化します。

という感じで長くなってしまってすいません。
続きは少々お待ちくださいな。

それでは!

2011年9月21日水曜日

自分的な型取り紹介です。準備編

さて、前回の投稿に書いたように型取りの仕方を紹介していきたいと思います!

まず、型取りの方法はこうしろっていうマニュアルはなく、十人十色で人それぞれ違います。
なのでこれから紹介する型取りは数ある方法の中の一つだと思って参考にしてくださるとありがたいです。


本日の型取りではシリコーン(シリコンでもあってます)というものを使ってゴム型を作っていきます。


そしてさぁやるぞ!!!!!
・・・・・っと思ったのですが、台風がきてしまい必要材料が揃っていないので、



今日は型取りに必要な道具を紹介したいと思います。



ちなみに僕が紹介するシリコーン・粘土・離系剤などはすべてボークス(http://www.volks.co.jp/jp/volks/sr/index_sr.aspx)というお店に売っています!

フィギュア製作において必要なものがだいたい売っているすばらしいお店です!
特に自社製品として売っているシリコーンは安くて使い心地かなりいいです。おすすめ!


それでは材料!

・シリコーン
2500〜7000円位のものがあります。それぞれに特性があり、高い方がいいという訳ではないと思います。僕が使っているのはボークスに売っている、「造形村 新スーパーEXシリコン」硬化剤セットです。1キロ 価格は2625円




・油粘土。
どんなものでもいいのですが、シリコンにつきやすいものもあるので注意!
最近見つけたこの粘土はパッケージに書いてある通り、型離れ抜群です。
価格230円くらいだった気がします。



・そしてシリコーン同士がくっつかないようにする為の離系剤です!
色々な種類のものがあるのですが、この商品に出会ってからはこれしか使ってないくらいいいです!価格1000円位。


・ゴムベラ〜
これは100均に売ってますよん。
シリコーンの量によってもかわってくるので、サイズは自分好みで!


・型枠用ブロック!
シリコーンを流し入れるために箱のような感じで組んでいきます。
そしてこの写真のブロックもう実は売ってないのです・・・!

なので他の製品もかなり出ているのでこれは色々試していただけるとありがたいです。ちなみに木で木枠を作っても可能です。僕は昔そうやっていましたが、めんどくさいし、木がもったいないので今はブロック派です。



・紙コップ・お金があればポリ製カップ 

カップ使ってシリコーンと硬化剤を混ぜ合わせます!
このとき量にもよるんですが、少なければ紙コップでいいですし、多い場合はそれ相応のポリ製カップ容器が必要になります。
ちなみにポリ製はシリコーンが固まれば気持ちいいくらい、ベロベロ〜〜〜ってはがれますから、何度でも使えるので大・中・小各種一個は、もっててもいいかもしれないですね。(紙コップでもベロベロ〜ってはがして何回も使えます!)





最後に計りです。

これはできればデジタルで、0.1グラムまで表示できるといいですね。
はかれる重さの上限にも注意です。
ちなみに僕は1グラム単位のもを使っています。なぜならその方が安かったからです!!!2000円くらいだったのでw

しかし0.1グラム単位で見たいなと思うときが多々あるのでお金がある方は多少高くてもそっちを買う事をお勧めします。




長くなりましたが、だいたいこんなものでしょう。
台風が過ぎ次第、材料調達し、型取りしていこうと思いますので型取り実践編はしばしお待ちください!


それでは!