2011年12月9日金曜日

初心を思い出す。

皆さん今晩は。

相変わらずマイペースな更新ですいません・・・w


さて私情ですが、ついこの間、大学時代の気の合う友人がなんと父親になりました!!!


おめでとうございます!
立派な造形作家に育てましょうw


と、まぁそんなことを思いつつ大学時代の写真を見ていたら、四年前制作した立体作品に出会いましたよ。


それは初めて作った立体作品なんですが、なんと卒業制作なのですw

卒制で初めって・・・てw
なんとも無謀な自分です。

なぜ??そんな試みを?
って思う人もいるかもしれませんが、
そもそも三年生までは平面系(webデザイン)を主として制作や事務所でバイトしたりしていたのです。元々、平面より立体物作る方が好きだったのですが、当時大学入って初めて使いだしたpcに魅了されズルズルとwebやってたのですw

そして卒業制作企画書もweb制作で提出していたのです。




さて、ここから造形作家志村リョウが、なぜ立体表現を始めたかを自分が思い出す為に書きとめてみますw



ちょうどその頃ポートフォリオを作っていたんですが、完成した作品集を見たときに何も面白みを感じなかったんですよね。


クォリティーが足りないどうのこうの、とかそういう問題ではなく、この作品を作ったのが自分じゃなくてもいいじゃん。ていう感覚ですね。


「ただの並の学生のどこかで見た何かを真似た作品集」と自分で感じたのをよく覚えてます。




今考えたら、義務感みたいな気持ちで作った作品、ようは「課題」というのをもろに感じる作品だったんでしょう。

「なぜ造ったのか?どうして造りたかったのか?どうして造る必要があるのか?」

という部分が空っぽだったんだと思います。




それからうんぬんかんぬんあり・・・



自分なりに考えた結果、「心から造りたい!」と思ったモノのビジョンが平面ではなく、立体物だったのです。


なので、急遽卒製を方向転換し、立体へ。

その作品がこちら。
今見ると、技術的な問題はおいといて、かなり楽しげで良いw

「Natur」2008

自然な自分とは何か?自分の本性とは何か?
人は一年間で一つ年をとる。その一年は暦の上で一二に区分されている。
しかし実際一年間を生きるということは、ほとんど区切りを感じることなく一連の動きのように過ぎていく。
私は毎日を生きる事が素直に楽しいと感じている。
そんな気持ちを、一連の動作で楽しそうに鼻を動かす一三体の象で具現化した。
一二の月に一つ新しい自分の可能性をプラスして。








そしてその後は、もっと立体の世界を学びたいという意思を親に伝え、
幸運にも大学院へ進む事が出来ました。

そこから、二年はもう毎日楽しさいっぱいで作り続け、

途中でなぜ動物を作っているのだろうという疑問にぶつかり、





うんぬんかんぬんありまして・・・・・・・





結果的に今の絶滅危惧種への興味のきっかけというコンセプトにたどり着けたのです!

なので、立体造形始めて4年位ですかね。
やっとこさ、四年生ですねwまだまだ技術的にはひよっこですが、
4年たった現在、自信をもって立体制作が好きだ!毎日が楽しいと、言えるのでいいのではないでしょうかw








気がつけば長文になってしまいましたね。すみませんw
これからシリコン流し込みだ〜〜。


それでは。

2011年10月30日日曜日

シマウマのアンディー

みなさんこんばんわ。

久しぶりの更新です。
さぁ、気温も下がり風景も段々と冬に向かって形をかえて来ましたね。


冬は寒くて嫌なときもありますが、何となく景色や町の雰囲気がロマンチックな所は好きですw



そんな中、僕は相変わらず制作しています。
今造ってるものは、まだ具体的な事は秘密なんですが・・・・
かなり出来上がるのが楽しみです!!!なぜ楽しみかというと・・・

今回は布を扱う方と組んで制作しているからです!!!
なので今までの僕の作品の雰囲気を保ちつつ、新しい挑戦・素材を取り入れていて、面白いと思います。
コンペにだしますよ!がんばります。今年いっぱいはこのコンペに力を出し切ります!




そして、その打ち合わせ兼、動物の取材をかねて毎度おなじみの多摩動物園に行ってきました。
後輩の動物が好きというテッシー君も来ました。
初めてちゃんと話したけど、いい子でした。やはり動物好きな人に悪い人はいないですねw



チーターやライオンの子供達がすっかり大きくなっていて、びっくりしましたw
赤ん坊のときもかわいいですが、大人のちょっと手前くらいも、あどけなさが垣間見えてかわいいですね。

まぁそれはともかく、今日はシマウマのアンディー(雄)が原因はわかりませんが荒れていたので、動画とってきました。
かわいそうでしたが、ただそう思うだけで何も原因がわからない自分にふがいなさも感じました。日々勉強しなければですね。
個人的には、メスと離されてることからのストレスや寂しさなのかなと感じました。





っと言う訳で本日はここまで。
皆さんも多摩動物園行く事があったら、寂しがりやのアンディーに声かけてあげてくださいね!

それでは!

2011年10月20日木曜日

祈りのツリー 友人達のツリー紹介

こんにちは。

本日は僕の友人達がつくった祈りのツリーオーナメントを紹介しようと思います。

同じテーマのもと専門が違った人たちがデザインするのもこのプロジェクトのおもしろい所でしょうね。




アイボンさん 清潔感あってきれいです。白樺を感じさせる質感がなんかいいw

ノッチさん ステンドグラス的な感じですかね。光反射したらキラキラしそうですね!

のぶさん 家のオーナメントは個人的に僕もやりたかった〜。
風船が映り込んでるようにみえる。なんか繊細な感じを受けます。

スズナさん なんかこのカオスな感じがいいですねw
布を使っていることで暖かみを感じる作品になっています。



っといった感じで、専門はグラフィックデザインやテキスタイル、そして油画だったりするのですが、最初に書いた通りそれぞれの面白さがあっていいですね〜。

クリスマスには東京の展示会場でそれぞれ違った2000人分のオーナメントを見る事ができるようなので楽しみです。

http://inoritree.com/



話かわって、今週の金・土・日(21 22 23日)に僕の母校の東京造形大学のCS祭があります。

http://zokei-st.org/cs2011/

僕が所属していたバドミントン部では、「揚げアイス」といった未知の味を秘めた食べ物を販売しているそうですw
アイスを揚げるという発想が美大生らしくていいですねw

みなさんCS祭に足を運ばれる事があれば、食べてみてくださいね!


それでは!

2011年10月14日金曜日

祈りのツリープロジェクト ツリー完成しました。

こんにちは。志村です。
最近どっと寒くなってきましたね。でも最近の気温個人的には過ごしやすくて好きです。
夜は風が冷たくて気持ちいいですね。

さて、前回の更新から少し間が空いてしまいましたが、

祈りのツリープロジェクトのオーナメントが無事完成したので、写真を載せていきたいと思います。

キリンと象さんは中に芯を通して接着してあります!

そして黄金の塗装へ!!!きらきら〜〜w

 乾かしている間に、オーナメントのグラフィックをやっていきます。
今回はイラストレーターでつくったデータを金色シートに印刷したものを貼っていく事にしました!


星や靴下をデコレーション。左半分が金色になってるのは一応ちょっと仕掛けがあるんです。それは後ほどw

はめていきます!これがナカナカの難易度(シールの厚み分キツくなってしまって)!綺麗に仕上げるのに神経使いましたw






そんなこんなで完成したのがこちら!

星をつけようとしている子象と、ボールをつけようとしている子象 かわいいですねw

ちなみに先ほど言っていたグラフィックの左半分の仕掛けはとは、金色シートの映り込みを利用します。

手前のキリンさんの映り込みが、奥のキリンさんの見えている部分とうまく重なり合い透けているかのように見えません??w(見る角度にもよりますがw)
といった遊び心です。


今回このオーナメント作りは、
ただ単純に子供達が喜んでくれればという思いで造らせていただきました。

自分自身楽しみながら造っていたらなんかゴールドだらけでギラギラしちゃいましたが・・・w
まぁクリスマスなので賑やかでいいでしょう!
見てくれた人が少しでもよろこんでもらえればと思います!

それでは明日配送したいと思います!

それでは!

2011年10月8日土曜日

祈りのツリープロジェクト参加します

 皆さんこんばんわ。

最近ちょっとバタバタしてて、ブログなかなか更新できなかったです!

さて最近ひょんな事から友人に誘われて、ユニセフの祈りのツリープロジェクトに参加する事になりました。
このプロジェクトは(引用ですが)


被災地のためにデザインにできることは何だろう。


震災から半年以上たったクリスマスにもう一度、被災地の子どもたちのことを、
みんなが思うきっかけをつくれないでしょうか?
クリエイティブに関わる私たちも、被災地の子どもたちも、
いっしょになって笑顔になれる「何か」を生み出せないでしょうか?
「震災後、会社や大学の壁を超えて、クリエイティブに関わる人たちが、被災地の子どもたちのために、ひとつになった。
みんながサンタクロースになった!」
そんなプロジェクトを、みんなで実現させたいと思うのです。



詳細はこちら
http://inoritree.com/


という訳で現在制作してるのですが。
造形作家なりに考えた所・・・・・・・まぁとにかくクリスマスだから楽しげにしよう!
っと思いとりあえずキリンさんで囲ってみましたw




その上に象さんも乗ります!w(サンタ帽子かぶってますよ!)
この象さんはツリーのトップに星をつけようとしている設定です。
もちろん、オーナメントにも色をのせますよ!イラレでデザイン中ですw






楽しそうな子象たち!それを見守るキリンさん


着々とふえていきますよ〜



っという訳で完成したら写真のせますのでお楽しみにです!!!



P.S

最近アニメワンピースのOP曲のウィーゴーを聞くと元気でます!!!
皆さんも是非!!!

2011年9月30日金曜日

大学に遊びにいってきました。

先日事務的な作業をしに、大学に行ってきました。
といってもサークルにお邪魔しにいったりしていたのでさほど久々ではないんですがw

クレイ工房では後輩のPちゃんが何かよくわからない実験していました。
そろそろ卒業制作も本格的になってきていて、チラホラ模型も造ってるみたいでした。


3Dデータをもとに立体モデルを削りだしてくれる機械!
最近の学生はこんな便利な機械もつかうんですな〜


自然いっぱいで気持ちいいですね

新しい絵画棟きれい
僕の作品の写真をとってくれている後輩のA君
この日は製本用の紙を一心不乱に切っていたw

後輩が作品作りにがんばっている姿を見ると、自分はもっともっと制作にストイックにならねば!・・・と改めて考えさせられた一日でした!

それでは〜


2011年9月27日火曜日

自分的な型取り紹介 実践編 その2

ブログ見てくださってる方々、こんばんは!

さてちょっと日が開いてしまいましたが、前回の型取りの続きを書いていきたいと思います。


前回は薄皮つくったところで終わりましたんで、その続きからです。

ここで薄皮があるとできる節約術をお教えします〜。


・使わなくなった&失敗したシリコン型再利用方法です。

説明
シリコーン同士は完全に癒着するので、刻んで混ぜて再利用しようということです!
まぁ量増しってことです。


またこの方法は必ず薄皮を作った状態でおこなってください!
なぜなら薄皮があることによって、原型とシリコンの間に気泡が発生する危険性がなくなるからです。

まずこのような、もう使用しない型を用意します

刻みます

一応原型は避けて敷き詰め


その上からながして、また敷き詰めてまた流してを繰り返します。ちなみに流し込んだ最後の写真とり忘れましたw



これで片面がとれました!
一晩寝て待ちます。


ひっくり返すと粘土が詰まっています

粘土層部分のブロックを外したら、粘土を丁寧にはがしていきます

丁寧に〜〜〜〜

ぱんぱかぱ〜〜〜ん!片面無事とれていますね。

そしてこのように若干漏れている部分(ほとんどの確率で少し漏れます)をデザインナイフやピンセットでとっていきます。

このときに型を乱暴に扱うと原型と型の間に隙間ができてしまいます。
そして、そこからもう片面のシリコーンが入り込み、すべてが台無しになるので注意です!!!



綺麗になりました〜〜

ここ重要です!最初に説明した通り、シリコーン同士はくっついてしまうので、必ず離系剤を塗ります!
離系材は様々なものがあるので必ずシリコーン用離系剤を使ってください!
僕は使ったことはないですが、車のワックスを使う人もいるみたいです。(種類はわかりません)

隙間なく塗ります。原型についてしまったら、綿棒などで拭き取りましょう
そして片面と同じようにシリコーンを流し込みます。

もうちょい

再利用シリコーンの角がちょっとでてしまったw


そしてまたまた寝て待ちますw
基本的にシリコーン時間かかかりますね・・・。

でも硬化剤を二倍いれれば二倍のスピードで固まりますよ。
この場合八時間が四時間に!

しかしデメリットも。
型の強度が落ちます!

それでも二・三個出すだけで、時間ないひとはやってみてください。
僕もたまにやります。そして使わなくなったら再利用です。

さあ完成です!!!

ブロックはずして

取り出したら
ペリペリペリ〜

パッッパッパッパカパ〜〜ン
無事綺麗にできました!

細部もしっかり!

いい出来です。
できた型のエッジを切り落としておくと引き割れなどを防げます(強度があがります)

あとは、真空脱泡機で樹脂流し込んで
ばっちし複製できました!

バリもたいしてなくいい出来です!

 っと、まぁこんな感じで二回にわたって早足で型取り紹介していきましたが、参考になったでしょうか?
みなさんのお力になれてれば幸いです。



また、最後になりましたがシリコーンや樹脂は自然環境にとってはいいものではありません。
処分の際は必ず分別し、使った容器を蛇口などで洗わないようにお願いします。

そしてこのような素材を使う際には、無駄に使うのではなく必ずよく考えて使ってくださるようお願い致します。
また作ったものは失敗してもできれば捨てないで、作品として大事にしてあげてくださいね。


「モノを造りだす責任感。モノを造った責任感。」


大事にしていただけると幸いです。


それでは!