台風すごかったですね・・・。
うちは隣の家のテレビアンテナが落ちてきそうになっていて朝見てびっくりしました!
さて、本日シリコーンを買いにいったのですが、台風の影響で入荷しておらずしょうがないので今日はうちに余ってる分のシリコーンを使ってできる所までやって行きたいと思います。
今回型を取っていくのはこちらのきりんさん!
これは今製作している作品の一部分なのです。
完成するのは10月半ば位の予定〜
前回言い忘れたのですが、この原型の複製品を作るためにシリコーン型を作ります。
作るのは割型です。
割型とは
こういうのです。表と裏を半分づつとると言った感じです。
こういうのです。表と裏を半分づつとると言った感じです。
さて、まずかたをとる為に耳二つと角一本を分割しました!
分割の仕方は、今回は省きます(すいません)
こんな感じ耳と角の切り口にはジョイントがあります。 |
・そもそもなぜ分割するかというと・・・・・・。ということを詳しく書くと、ものすごく長くなってしまうので手短にいうと、あまりに複雑な形では型から引き抜けないからです!!!!!!「無理矢理やると型も原型もぶっ壊れます」
んじゃ教えてよ!って言われるかもしれませんが
これは原型ごとに違うので、例えば手と胴体は必ず分割するんだ!!!(人形フィギュアの場合)というような決まりはないので、物理的に考えて抜けなそうな部分を分割するんだとおもってください。
それではまず型の基礎知識から僕のヘタクソ図でみていきましょう。
まず一番大事なのは注入口と出口(空気穴)を作る事!
なぜなら入り口しかないと、複製するため型に樹脂(プラスチック)を流し入れた際に、中の大気圧のせいで樹脂が入っていかないからです。
図のように出口があれば空気の流れができスムーズに流し入れられます!
そしてこれも時と場合によるのですが、基本的に長いパーツは縦の方がスムーズに樹脂が入ります。横にした場合には、図のように空気がたまってしまうケースがあります。
その事をふまえて今回はこのような感じでとっていくのがベストな感じです。
(図だと頭についたままの角の所に空気がたまってしまいそうですがw)
しか〜〜〜〜し!!!!最近無敵の真空脱泡機を手に入れたので、空気溜まりや注入口の太さなど無視していきます。
(通常の場合は上の図の流れを参考にしてください。今回は製作スケジュールの都合上、基本を無視します。ご了承ください・・・)
前回載せ忘れた道具 ヘラ |
さてそれでは前置きが長くなりましたが、型を取っていきましょう。
粘土使うのでヘラつかいますよ〜
まずは適当な紙の上に原型を並べ、注入口や型枠範囲などをかいてシュミレーションします。
そしてある程度決まったら、ブロックで型枠を作っていきます。
くめた時点で原型はしばらく安全な場所においておき、粘土を敷き詰めます。
そして、原型と注入口の場所などを粘土に書き込みます。
そしてくりぬきます。
くりぬいたら今度は原型をおき、隙間を丁寧に埋めていってあげます。
この作業がものすうううううごく大事です!
ここはかたちにそってできる限り境目ができないようにやってください。
ここを適当にやると、複製するために樹脂を流し入れた際に悲しくなってしまう程バリができてしまいます。
なのでここは丁寧にやりましょう。
原型が粘土にきれいに埋まったら、竹串や棒をつかって通路を作っていきます。
これで大体の作業が終了です。
最後にダボといって半分同士の型があわせたときにズレないように凸凹をつけます。
ガラス棒や鉛筆の裏などで押してみるといいでしょう。
僕はこの作業が好きでダボをつけすぎてしまうので、こんなにたくさんはいらないですw
そして今回の粘土はシリコンにつかないのでいいのですが、くっついてしまう粘土の場合、前回紹介したシリコーンバリアや石鹸水を塗るとつきにくくなります。(原型にはつけないように!ついてしまったら、綿棒などで拭き取りましょう。)
そしてブロックをシリコーンを入れる位置までくんだら後は流し入れるだけです。
ここで大事な事は
シリコーンを流し入れた際に気泡が入らない事!
っといっても気泡がはいっていい場所とだめな部分があります。
この図のように原型を覆う薄皮部分に気泡が入らなければ問題ありません!
それではどうやって薄皮を作るのだ?と言う疑問ですが。
最初に少量のシリコーンをピロピロピロ〜っと流し入れまんべんなく行き渡らせる事で、気泡のない薄皮を作る事ができます!。
文章で書くより動画の方がわかりやすいとおもったので動画とったのでそちらをみてください。(動画では、シリコーンを行き渡らせる為にエアブラシで風を起こしてますが、カメラやパソコン用のエアー缶でも大丈夫です。ビックカメラなどで売っています。最悪自分でフーフーやってもいいです)
それではどうぞ。
ちなみにシリコーンは大体八時間位で硬化します。
という感じで長くなってしまってすいません。
続きは少々お待ちくださいな。